滋賀県日野町出身の植物学者橋本忠太郎展が日野町立図書館 展示スペースで始まりました。
2023(令和5)年9月8日(金)〜9 月29日(金)までです。
NHKの朝の連続テレビ小説『らんまん』で日本植物学の父•牧野富太郎博士が取り上げられています。その牧野富太郎博士と親交があり、「滋賀の牧野富太郎」とも呼ばれる橋本忠太郎は明治19(1886)年、日野町十禅師に生まれています。
必佐小学校、滋賀県女子師範学校などの教員をしながら半世紀以上にわたって日野や滋賀の植物の調査研究を続け、国の天然記念物調査員も務めました。
サヤマスゲやカンサイエノキなど数多くの新種植物を発見したのに加え、生涯に3万点にのぼる植物標本を作ったといわれており、それらは今も京都大学や国立科学博物館、琵琶湖博物館、そして必佐小学校などに収蔵されています。
今回、橋本忠太郎という偉大な郷土の先人の事績をたどり、その業績と人生に学ぶとともに、改めて郷土の自然についても考える機会にしたいと思います。(記:横山 昇)
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